「三方よし」の簡単な徳の積み方

嫌なことがあったら思い出す叔母の一言

「徳を積んだと思いなさい。」

私の嫌なことなど知れているのですが。

スーパーのレジで追突されたとか

えーっと、今はこれくらいしか思い出せません。平和だなあ。
sekitokusanpo001

徳を積むのは難しい?

とにかく、日々の暮らしの中で生まれる
たわいもない「チッ。」とか「ムカッ。」を
叔母に話すと、締めの言葉は決まって

「徳を積んだと思いなさい。」

私の頭の中で、マリオがキノコをゲットして「1UP」って出てくる映像が浮かびます。

いやー、でも嫌な気分はずーっとそのまんまだなぁ。
難しいわー。
やっぱり徳を積めてないんだわ。

実は、「これは絶対徳を積んだ!」
と言える経験がひとつだけあります。

「相手よし・自分よし・世間よし」の「三方よし」な徳の積み方

相手にとってよいことなのはもちろん
自分も気分がよく、さらには
第三者の世間様にとってもよい

これが「三方よし」です。

メガネ屋さんにて

ショッピングモールの中にある、チェーン店のメガネ屋さんに行きました。

どよ~ん。と暗い店員のお兄さんが近づいてきて、話しかけてきます。
一生懸命、説明してくれるのですが

完全に腰が引けてて
「どーせ、買ってくれないだろ。」的な
「どーせ・モード」全開。

そんなお兄さんに、私もどう反応していいかわかりません。

そんな空気を、すばやく嗅ぎつけたのか

ホスト系の兄ちゃんが割り込んで来ました

こういう人は、どんなことを言って
どんな商品をすすめれば、アラフォーのおばさん(私)の心をガッチリつかめるのか
よーく分かっています。

「フレームはこの型が小顔に見えますよ。」
「赤とか顔色がよく見えますよー。」

「おばさんには全部このセリフで攻めてそうだな。」と思いつつ、超納得する私。

そんな私とホスト系兄ちゃんのやりとりに

先ほどのどよ~ん店員は、首を90°にうなだれていました。
「もー、それがアカンねん!」

ちょっといじってあげようと思いました。
「この赤いメガネと、さっき(店員が)おすすめしてくれた(地味すぎ)メガネ
どっちが私に似合いますかねー。どう思います?」
と、どよ~ん店員にフリました。

「そうですね、赤「も」いいと思いますが。」

頑固な男やな。
でも、メガネの知識はしっかりしてそうだし、信頼できそうだなと思いました。

「じゃあ、おすすめの赤ください。」

どよ~ん頑固店員が、突然キビキビ生き生きしてきました

レンズ合わせも、今までに受けたことのない丁寧できめ細やかな対応。

とってもいいメガネができました。

感動して、頑固店員の名札をチェック。
そして、「お客様相談室」のようなところへ
「○○さん(←頑固店員の名前)のおかげで、とってもいいメガネができました。
○○さん、ありがとう。」と
ハガキを送っておきました。

数週間後「みちがえる」とはこのことよ!

メガネ屋さんの前をとおりかかると
背筋がピシッとのびた
ニコニコ笑顔の、“元”どよ~ん頑固店員が
行き交う買い物客を眺めながら
ゆったりと店先に立っているではありませんか!

「みちがえる」とはこのことよ!

私は、徳を積んだよね?

私の送ったハガキが功を奏したに違いない。
社内表彰でもされたに違いない。
私は、どよ~ん店員の人生を
明るくしたに違いない。

私は、徳を積んだよね?

妄想かも知れませんが。

私は、いいメガネを買えてよかった。
元どよ~ん店員は、表彰されてよかった。
買い物に来る人たちは
感じのよい店員さんが増えてよかった。

「三方よし」だね!

ところで

「三方よし」とは

売り手よし
買い手よし
世間よし
近江商人の商売の心得です。

商売においてだけでなく
自分よし
相手よし
世間よし
といった考えもできるかと。

とりあえず行動!

いい感じの店員さんから
いいお買い物ができたら
ハガキ一枚送ることでしょうか?

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