モンテッソーリ 子どもに包丁の使い方を教える

先日、こどもの家に通う息子3歳が、カレーを作ってきました。
お迎えの時に先生が、包丁の使い方の教え方を少し話してくださったので
書いてみたいと思います。

一度、息子に包丁の使い方を教えようとしたことがあります。
子供用の包丁を用意して、ニンジンを用意して。
見事、流血騒ぎになりましたー。

全然、ニンジンが切れなくて、息子が両手で包丁の柄を握って力を込めて
一刀両断、押し切ろうとしたところ…。
右手の人差し指が、刃元にかかっていたようで、プスッといってしまいました。
それからは、息子は包丁を触ろうとせず。当たり前か。

そして、過ぎること2ヶ月、こどもの家でカレーを作る日がやって来ました。
先生には、流血騒ぎがあったので包丁を触りたがらないかも知れないということを
お伝えして、息子を預けました。

結論から言いますと、全然大丈夫でした。
「ニンジン切ったー。切ったー。」と大得意の息子。
以下、先生が教えてくださった、子どもの包丁の使い方です。

1.まず準備
ニンジン、きゅうりなど、円柱状でコロコロ転がるものは
あらかじめ縦半分に切って平らな部分を作り、まな板の上で転がらないようにする。
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2.切り方の説明
大人の切り方とはちょっと違います。
手は「猫の手」で添える・包丁はすこしづつ前後に引きながら動かす
ここが、大人の包丁の使い方とは違うところなんです。
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理由は二つ。
ひとつは、大人の力なら、押してトントンと切れるものも、子どもの力だと難しい。
二つ目は、力任せに上から下まで押して切ってしまった場合
万一刃の下に指が掛かっていたりすると、指もあっと言う間にガッツリ切ってしまう
恐れがあるからです。
その点、のこぎりで切るように前後に引きながらすこしづつ切っていけば
「痛い!」と思った瞬間、刃は指をちょっとかすめるだけで被害が最小で済む
のです。

3.最初は大人が手を添えて、一緒に切る
当たり前なんですけど。
近頃は、「2歳でひとりで○○が出来る!」とか「小さいからって無理じゃない。」みたいな
コピーが多くありませんか?私もそんなコピーに踊らされていた気がします。
「ひとりでやれーやってみろー。できるってよー。」みたいな。最近の子どもは大変だ。

習字のお稽古でも、先生と一緒に筆を握って書いたことを思い出しました。
全部先生がやって、子どもの私はただ一緒に筆を握っているだけなんですけど。
筆の運び方とか留め方とかの感触、オバサンになった今でもはっきり覚えていて
今でも役に立っています。

包丁を使う前に包丁の説明や、やってはいけないことなどのレクチャーをする
そうで、我が息子は真剣な表情でじっと聴いていたそうです。
信じられん。
母である私が説明しても、「ふざけて絶対聴かない。」に全財産掛けてもいい!
お友達(他人の目)がいっぱいいるところで、他人である先生が説明するから
ちゃんと聴くのだと思います。

ありがたやー、こどもの家。
モンテッソーリに「包丁のお仕事」というのはありませんが
先生方は、お仕事の説明をするように、包丁や包丁の使い方の説明をされたんでしょう。
どんな風に説明されるのか、見てみたい気がします。