知育玩具の効果?早くできたとしても・・・

少子化が叫ばれて久しく、生まれてくる子どもの数は減り続けています。

にもかかわらず、知育玩具業界は大大大盛況!

親の不安をあおって躍進中の知育玩具業界

昭和時代、「早く始めればあなたのお子さんも秀才に。」という夢のあるフレーズとともに知育玩具がありました。

平成も終わる今、「0歳から始めないとあなたのお子さんは手遅れです!」のあおり文句に様変わりしました。

こうしてママ・パパの不安をあおりまくって、売上を伸ばしています。

我が家でも、2歳で100玉そろばんを買いました!
玉をひとつつまんでカシカシするだけでした。

あいうえおタブレットも、3歳になる前に買い与えました。
息子はスイッチをカチカチするだけ。イライラしました。

知育玩具の年齢めやすって、早すぎない?

知育玩具って、2歳からとか3歳からとか与えどきのめやすが書いてあります。

あれって、ぜったい早め早めにサバ?読んでるよね!
「こんなの2歳で楽しく遊ぶキッズ、10人中3人いればいいんでない?」って感じ。

業者の目的は、「焦らせてさっさと買わせる」ですから。

私も焦ってイラついて、使われない知育玩具がころがる部屋に暮らすようになって気付いたら、息子は5歳になっていました。

最近、「ドリルやりたい。」とか言うようになりました。
電卓で1+1=を押させて、積み木と答え合わせしてやったら、めちゃ楽しそうでした。

皆さん、焦らないで~。心配ありませんよ~。

理由は簡単。なぜ「早いほどよい!」となったのか?

中学3年でプロデビューした天才棋士の藤井聡太先生。

「5歳で将棋を覚えてあっというまに家族の誰も勝てなくなった!」と報道されるやいなや、「幼いわが子にも将棋をさせれば藤井聡太のような天才に!」と将棋盤を与える親が続出!

彼が幼いころに夢中になったという玩具キュボロも、大人気売り切れ入荷半年待ちの大フィーバーになりました。

フツーに考えればわかるんですが、5歳で将棋を教えたから天才棋士になったのではない。

ずば抜けた才能があったから幼くして将棋を覚え、またたく間にのし上がったのです。

「幼いうちに教え込んだら天才になる」のでは断じてない。
けど、知育玩具業界は「早くやれば才能が芽生える、遅れたら台無し!」とあおります。

テニスの大坂なおみ選手にしても、3歳でテニスを始め4歳にはもうテニスのためにアメリカへ渡っています。
言うまでもなく、彼女が全米オープン優勝するようなトッププロになったのは、3歳からテニスを始めたからではありません。

トッププロになれたのは、生まれ持った能力のたまもの。
あのムキムキボディーを見ればあきらかです。

プロとか興味ないけど。欲しいのは安心?

我が子をその道のプロにするために、小さいころからガンガンと鍛えるパパ・ママは少数かと思います。

「プロになって欲しいとは思わない。ただ、なんでも早く始めて早くできるようになっていれば、この先有利・楽かなと思って。」
「みんなもやってるし、遅れたら不安。やっとけば安心。」

ほとんどの親はこんな感じじゃないでしょうか?

ここで日経サイエンス2018年11月号に掲載の記事「効果ある?知育玩具」をご紹介します。

短くまとめると

1.知育玩具で学習が早まるという宣伝に、科学的な裏付けはほとんどない
2.早い時期の進歩が長期的な強みにつながるという証明はない

と、大学教授がもっともらしくおっしゃっています。
これも冷静に考えれば当たり前。

1歳前に歩いた子全員が驚異的身体能力を身につけ、サッカー選手になるわけではない。
3歳で字を覚えなかった子でも小学生になれば教科書を読んでいる。
4歳の子に必死に教える計算、小学生ならすぐに理解する。

当たり前すぎてがっかりしたところに、おそろしい文が目に入りました。

3.ペースの速い動画は実世界の速度を把握する能力を阻害し、子どもの注意欠陥につながる可能性がある。

なんか、こわ。

そして最後はやっぱり親の出番!

4.遊びがもたらす最大の恩恵は、他の人との交流から生まれる。
親はちゃんと子供の相手をするのが大切。

それでも、なんでも(早く)やらせるのはいいと思う

「もしや・あわよくばうちの子も!」と3歳でテニスラケットを握らせたり、5歳で将棋を教えたり、未就園児に知育玩具を与えること自体はいいと思います。

尋常ならぬ興味を示して、眠れる才能がブワッと花開くきっかけになるかも知れませんから。

ただ「親がちゃんと相手してやるのが一番大切」ってなると、DVDとかカードのたぐいはちょっと違うかなと思いました。

よい(知育)玩具の選び方

日経サイエンスの記事には、「何かよい玩具を買う必要がある場合、親のあなたがそれで遊びたい玩具を探す。」とありました。

我が子が0歳~3歳のころの玩具事情を振り返ってみると・・・。

未就園児、毎日何させたらいいの?

「どうやって時間をつぶす?ちいっとは有意義な風に過ごさせてやりたいけどわからん!」と母である私は毎日困っていました。

木琴は私もちょっと楽しめたかな。
トミカのプラレールは一緒にやろうと言われると辛かった。
松谷みよ子の赤ちゃん絵本は息子も私もまあ気に入ってた。

あとは・・・。
「何させたらいいの~。」って毎日困惑モード。

とりあえず公園へ行ったけど。
息子は公園で大喜びするわけでもなくのそ~っとして、「意味あるの?」状態。

息子も何をしていいのかよくわからなかったと思います。

そんな息子も5歳になった今、公園でも家でも自分のしたいことがいっぱいあって、毎日忙しそうです。

ボール投げるとか、どんぐり集めるとか、走るとか、自転車乗るとか、本を眺める(≠読む)とか平凡なことです。

知育玩具も含むおもちゃは買ってすぐだけ遊んで、あとはほぼほったらかしです。
レゴだけは例外。
自分で説明書を見て、根気よくロボット作ってます。

近所のお子さんは、レゴはぜんぜんしなくてはさみとのりと紙で工作ばっかだそうです。
「うちの子、レゴぜんぜんしなくて心配。」ってママは言ってました。

ほんとひとそれぞれなんだなと思う次第。
おもちゃは適当に転がしておいて、自由にさせるのがいいのかな。

スポンサーリンク